あひる譚

いつかは世界一周が目標!今は日本で旅の練習中です。おしり重たく、よたよたと要領悪く失敗ばかりの、あひる的旅をしています。

那覇 Day3

那覇 Day3

本日の目的は

糸数アブチラガマ

斎場御嶽

波の上宮

対馬丸記念館

だったのですが、いつもの如く迷子になったので対馬丸は行けませんでした

 

まず、朝食はバスターミナルのコンビニで、453円なり

8時15分のバスに乗り、またしても、わっせわっせと見知らぬ道を不安に駆られながらガマを目指す

いつも思うのだが、なぜ近場にバス停を作らないんだろう?

 

修学旅行生がわんさか押し寄せていたので、11時にしか予約が取れなかったのだが、9時にはついてしまった

「もし、キャンセルがあったら早めにお願いします」と頼んでみたところ、10時15分に早めて頂けた

ありがたや

設置してあった、ひめゆり学徒らの本を読んでいるうちに、何とまた昨日のインドの御一行様がやって来た

政府派遣の、えらい人たちなのかしらね

勿論彼らは、車でやってきて、早めの予約でさっさと見学していったが

 

時間をもてあまし、すぐ近くのグスクを散歩しに行くことにした

 

糸数城跡

 

今のところ、これがオイラの一番のお気に入りのグスクです

 

 

青空の下、700年前のグスクが姿を現した

ちなみに、このグスクは、荒れた感じがオイラの心を震わせた

なかなか、ロマンがあるではないか

 

 

タツムリの殻みたいなのがいっぱいあった

夏になると、カタツムリまるけになるんだろうか

毒があるカタツムリもいるって聞いたような・・・

 

 

お天気が絶好調に良くって、海が輝いていた

美しいけれど、当時は米軍がやってくる脅威の海だったのか

 

 

もっと、誰もいない青空の下、のんびりしていたかったけど、ガマに戻ります

 

 

糸数アブチラガマ

1300円なり

 

 

またしても写真はありません

昨日の20号は、平面的で人が掘って作ったガマですが、糸数のは自然の鍾乳洞のような洞窟が、縦に伸びているものです

昨日とはうって変わった雰囲気に、またしても圧倒されました

 

まず、ガマの一番端のエリア

とにかく端にあるので、みだりに人が入れないように、という目的で使用される部屋なのでしょう

これは、初期には司令官のいた、畳付きの部屋

後には、脳傷患者が隔離されていた部屋

どちらも、一般の人々からは隔離しておくという目的に沿っています

オイラ、「脳傷」って何か分からなかった

戦争ノイローゼのことかと思っていたが、帰ってきてから調べたら、脳にウイルスが入る病気なんだと分かった

食べ物も与えられず、閉じ込められていたという

 

次が、破傷風患者のいたエリア

何故、破傷風も一般の人から隔離しなければならないのか?オイラには分からない

 

このふたつの病気のエリアの前で、兵士が入れないよう、出られないよう監視していたという

 

反対の端には、韓国人の慰安婦がいたエリアがあった

時間つぶしに読んでいた、受付に置いてあった本の中に言及されていたような気がするが、この部分はしっかり読めていない

韓国人の慰安婦

どういう位置づけなのか、オイラはまだリサーチしていない

今後の課題だ

 

愛知県出身の兵士の話を聞いた

破傷風だったが、奇跡的に治癒して生還したという

動くことができなかったが、偶然、爆風で井戸の側に飛ばされて、水を得ることができて元気を取り戻し、

さらに、リンゲルやカンフルを見つけて飲んで、回復していったという

リンゲルはいいとして、カンフル飲んで大丈夫なのか?

謎のひとつである

 

今回、ガイドさんの予定が立て込んでいたせいか、慰霊碑や家畜飼育所は見ていないことに、後で気が付いた

 

Nバスが11:30に出るというので、大急ぎでバス停まで走る

 

南条市役所まで300円

 

市役所の食堂も、コンビニもあいにくの休み

なので、5分位歩いてコンビニまで買い物に行く ランチ715円

しばしの休憩

 

12:30のバスに乗り換え、斎場御嶽(せーふぁうたき)に12:48着 

 

地元の人は、かっこよく「せーふぁ」と短縮形で言っていた

「うたき」とは聖地の意味

せーふぁは、琉球王国最高の聖地だという

 

バスの中から、ビーチが見えた

 

 

暑いなあ

鼻の頭がひりひりする

 

 

ウローカーへ続く階段

誰も行っている様子がなかったので、オイラもパスしてしまったが、後で行っとけばよかったと後悔

首里を出発した一行は、まずここで、みそぎをして清めたという

 

 

道は滑りやすい

 

 

ユインチ(「豊穣の満ち満ちた所」の意)

 

 

三角形の突き当り部分が、サングーイ

 

 

確か18個あるという香炉

だけど、実際の数は違うらしい(多分)

この岩の上が、チョウノハナ

 

 

そして、久高島

神の島

この島の白い砂を持ってきて、道にまいたらしい

だから、真夜中の儀式でも、ちょっとは道が白く光って歩きやすかったらしい

 

いつか、久高島も行って見たいね

 

 

チョウノハナでは、何か聖地のエネルギーというかパワーがあるので、植物の根も真っすぐ下に伸びるのではなく、重力に抗して伸びている、という

 

 

二本の鍾乳石から滴り落ちる「聖なる水」を受けるための、壺ふたつ

儀式の最後に、三度、この水を額につけるらしい

 

 

三葉虫の化石

こんな山の上でも、かつては海の中だった!?

 

 

と、いうような説明は、偶然ガイドさん御一行の後ろになった折に聞いたものです

ガイド料2000円は、オイラには高いわあ

英語ガイドなんで、日本人のオイラは分かっていないようなふりをして聞いていたさ

だから、間違った情報だったら、それはオイラの語学力がないせいなので、ごめんよ

 

 

帰ってきた

14:45分発のバスまで、まったり

 

 

16時位に、バスターミナルに戻って来た 850円なり

まだ、陽も高いので、波の上宮方面を目指す

対馬丸記念館に間に合うかもしれないし

 

中国様式のお寺?

熱心に参拝する方々が、沢山みえた

対馬丸は、この辺から向かえばよかったのに、迷子になったんですね、いつもの如く

 

実は、この旅で初めてグーグルマップをダウンロードしてきたんです

maps.me よりも容量が少なくて済む、という口コミを読んだんで、グーグルまっぷにしたんだけど、オイラには手ごわいんだな、これが

GPSがうまく働いてくれなかったりして

 

まあ、とにかく、対馬丸は断念です

 

 

波の上宮に着いたよ

 

 

何で、こんなに参拝者が多いのでしょう?

 

 

何だか、中国様式?

絵馬は、中国語が多くて、日本語は数えるほどしかなかった

 

 

何で、明治天皇の像があるの?

帰ってから調べてみたところによると、

戦争でボロボロになり、その後も日本政府とある意味戦わなければならなかった沖縄の人たちにとっては、明治天皇の姿勢は理想となるものであったらしい

 

 

波の上ビーチでは、足を海につけて遊んでる若者がいた

学校帰り?観光客?

 

 

対馬丸記念館を見つけたのは、5時近くで閉館

 

 

帰りに、念願のソーキ蕎麦650円

ヨモギの葉っぱをのっけて

 

 

その後、バスターミナルの待合場で、かっぱえびせんとビールをぐびぐびやって、一日の思い出にふけりましたとさ