あひる譚

いつかは世界一周が目標!今は日本で旅の練習中です。おしり重たく、よたよたと要領悪く失敗ばかりの、あひる的旅をしています。

青春18切符(1月)四国 Day3

 3日目 しまなみ海道を走る

 

7時13分、福山発

まだ暗い

 

本当は昨日、尾道に泊まりたかったんだけど、適当な安いホテルがなかった(ネット検索では、その時は空いてなかった?)のよ

しっかり探せば、どこかは見つけられたのかなあ

と、今後の反省としておく

 

 

そして7時32分、尾道

着いてみれば、それなりにホテルもあるみたいだけど、まあたまたまツイてなかったということで、諦める

 

たまには、豪華にカフェで朝食 473円

定番のウインナーパンと、ゆずのふわふわパン

もうすぐ、愛媛だもんね

柑橘系の香りが漂ってくるじゃあ、ありませんか!?

 

 

雨が降っていたので、想定外の支出になってしまったけど

レンタサイクル屋の前のコンビニで、カッパ1222円をおごる

ウインドブレーカーは着ていたけど、持ちこたえられない感じの雨かなって思ったから

 

自転車レンタルは1100円+保障費1100円で、計2200円

 

雨降りなんで、途中までフェリーで行ったら、というレンタサイクル屋のオジサンの云う通り、フェリー乗り場まで行った

オジサンは「フェリー代110円」って言った

 

乗り場に行くと、30分位待ち、っていう状況だった

 

 

券売機を見ると、何たることぞ、110円に0が一個足りない位の値段がついてる

なんで?

結局、オイラの認識不足で、110円で良かったのだが、この時はびっくりしたのよ

 

 

 

 

ちょっとショックを受け、そして雨も小降りになった来たので、自転車で出発することにした

Go!!

この橋を渡ります

 

 

 

四国の海は穏やかで、温かい感じです

だけど、渦潮がまく位だから、複雑で強い海流もあるのでしょう

見た目と、奥底のギャップがあるのかな

 

 

思いのほか、早く雨が上がったんで、カッパを脱ぐことにします

 

しかーし、この後も降ったり止んだり

汗と雨と湿気で、衣類はしっとり、そして匂い立ってくるのでございます

 

でも、この時はまだそのようなことが待ち受けているとも知らず、景色を楽しむ余裕があった

 

 

 

全部で、橋を7つ渡らなければならないらしい

でも、レンタサイクルのサイズが合っていない

(雨のどさくさに紛れて、オジさんのお薦めの自転車を選んでしまったが、サドルとハンドルの距離が遠い、それに乗っているうちにサドルが左にずれてきてきてしまう)

ので、かなりの体力を奪われることとなった

乗り心地が悪いなあ、とは思ったが、お勧めを断る根性がなかったオイラの責任である

しっかり選ばなかったオイラがいけない

 

結果、とんでもない1日となったが、オイラは前に進むしかやるべきことはない

 

 

橋に取り掛かる前には、必ずアップダウンがある、という苦行

でも、ママチャリをこぐしか、オイラにやるべきことはない

 

 

もう、どれが何番目の橋だか、オイラには判別がつかない

 

 

もうちょっと、天気が良ければ、爽快感を味わえたんだろうけど

 

 

空中の灰色の靄の中を、自転車で進むっていうのは、非常に怖いものがある

どこへ突っ込んで行っているのか、得体のしれない恐怖だ

海らしきものが下にあるのだろうが、それも灰色、空気も灰色、そしてオイラはどこにいるのか?どこへ進んで行こうとしているのか?

 

 

そして、黄昏てきた

自転車の返却時間は4時

これを過ぎたら、保証金1100円は没収となる

しかし、それよりも暗くなってから見知らぬ所を走るのは、かなり嫌である

しかも、この自転車にはライトもついていないときている

 

急げ、急げ

 

 

日暮れは、迫ってきている

 

 

It is a long lane that has no turns.

ってことわざを思い出した

なんのこっちゃ、って思っていたけど、「待てば海路の日よりあり」って意味らしい

曲がり角のない道なんてない、いつかきっと角が来るように、いつかきっといい日が来る、って心らしい

 

そう、これはただの長い橋なんだ、いつかきっと終わりが来る

 

 

結局、日没となり、これ以上、写真を撮ることは諦めた

そして市役所まで返却に行かなければならなくなった

市街地に入ってからは、道路に書いてある自転車レーンの青色の目印も見えなくなった

案の定、多少(有体に言えば、かなり)迷った

 

ぼろぼろ

 

事故なく、怪我無く、無事に今治までたどり着けたことを、天に(?)感謝しよう

 

しかし、ここからが、また長い

今治には、またしてもホテルがとれなかったので、松山まで行かねばならない 

1500円なり

松山からは路面電車なるものに乗り、繁華街にあるホテルまで行くのだ

160円なり

疲れてるなかで、一時間近くかかってしまったよ

そこからまたホテルを探すのに一苦労

 

余談だけど、道を聞くには、女連れの男に聞くに限るって、今まで思ってた

いいとこ見せたいから、親切に教えてくれる傾向にあるから

だけど、この時はうまくいかなかった

松山の繁華街でうろついていたコヤツは、女との関係性ができていて、もういい格好を見せるつもりなんかなかったらしい

飲みに行きたい気分の方が勝っていたようで、邪険にあしらわれてしまった

ふたりとも、自己中で、遊びの関係だったからかも

いい人間観察ができたと思っておこう

 

路面電車!!

ところで、路面電車は愛媛だけのものかと思ったら、なんと高知や岡山にもあるみたいですね

知らなかった

今回の四国旅で初めて知ったわ

世の中は、未知のものがいっぱいあるのだ

 

とにかく、疲れ切って、よたよたになってホテル着 4712円

本当に疲れた1日だった

 

シングル・ユースなのに、タオルやパジャマが2つずつあった

場所が繁華街の中にあって、分かりにくかった

ホテルは駅近に限る

また泊まりたい度 ★☆☆☆☆